【ロータリーとは】

ロータリーは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度な道徳的基準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した実業人および専門職業人が世界的に結び合った団体です。

【ロータリーの歴史】

20世紀初頭のシカゴ。青年弁護士ポール・ハリスは、友人3人と「お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい」という趣旨で『ロータリークラブ』という会合を考えました。その後、志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれて、国境を超え、今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数37.000、会員総数120万人に達しています。そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。日本では全国で約2,200のクラブがあり、 約86,000人のロータリアンが活動しています。

【ロータリーの組織構成】

◎クラブ
ロータリアンはロータリークラブの会員であり、クラブは国際ロータリー(RI)の世界的連合体に加盟しています。各クラブは、それぞれ独自に役員を選び、ロータリー定款・細則の枠内で広範囲にわたり自治権を行使することができます。
◎地区
クラブは約530のRI地区に分けられ(日本は34地区)RI役員である地区ガバナーが各地区を統括します。地区ガバナーは7年以上のロータリー歴を有するロータリアンで、クラブ会長経験者の中から選ばれます。地区ガバナーの任務は国際ロータリーの役員として1年間、国際ロータリーの方針を地区に実施することです。また、ガバナーの任務を補佐する役職として、地区ガバナーはガバナー補佐を委嘱します。ガバナー補佐や各種委員会を含む地区管理機構がクラブを指導、支援します。

【四つのテスト】

職業人としてのロータリアンの心構え、ロータリーの倫理基準を簡潔かつ的確にまとめたものです。
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
1.真実かどうか
(Is it the TRUTH?)
2.みんなに公平か
(Is it FAIR to all concerned?)
3.好意と友情を深めるか
(Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?)
4.みんなのためになるかどうか
(Will it be BENEFICIAL to all concerned?)

【ロータリーの目的】

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
第3 ロータリアン一人一人が個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

【2023-24年度国際ロータリーのテーマ 「世界に希望を生み出そう」】

国際ロータリー会長 ゴードンR.マッキナリー

サウス・クイーンズフェリーロータリークラブ所属 カナダ(スコットランド)

 

【2023-24年度国際ロータリー第2690地区目標】

地区スローガン「希望の種を播きましょう。育てましょう。」

 国際ロータリー第2690地区ガバナー 友末誠夫 (津山RC)

近年、多様な意識感覚が交差する中で、ロータリーの基本精神が薄れていくことも懸念され、ロータリーを体感するにはロータリーの精神性の堅持は不可欠です。

ロータリーの4つのテストは、ロータリー活動に集う私達の絆を未来へと結ぶ羅針盤です。ロータリーの素晴らしさを体感しましょう!

(ガバナーメッセージから抜粋)

地区目標

最重点目標

1. 施策を工夫して会員増強する

・RI会長の目標に沿って、女性会員増強に努める

・各クラブ純増最低1名

(実績:2019-20年度△0.52人  2020-21年度△1.14人)

重点目標

2.マイロータリーの登録率80%以下のクラブは10%アップを目指す

3.ポリオ根絶への協力

・ポリオプラスへの寄付:40米ドル/人

4.ロータリー財団への支援

・年次基金への寄付:170米ドル/人

5.米山記念奨学会への支援

・普通寄付:5000円/人 特別寄付:10000円/人

6.地区補助金・グローバル補助金の活用

・地区補助金:各クラブ1以上の企画・申請・実施

・グローバル補助金:企画の実施

7.ロータリーカードの利用推進

・法人カードの活用

・ポリオプラスに貢献:利用金額の0.3%

8.地域社会に密着した特色ある奉仕活動を実施する

・新たな奉仕活動を実施する

・形骸化した奉仕活動を見直す

9.2023年国際大会への参加

・メルボルン(オーストラリア)(2023年5月27~31日)10人以上

 

本年度の西南ロータリークラブの活動目標および計画

以下のような「活動目標・計画」に沿ってクラブ運営を行うとともに、地区目標達成に向けても努力致します。

1.会員増強

・目標会員数 60名

・女性会員の増加 10名

・未充填卓職業・30代40代の入会

・退会防止

2.親睦活動でクラブ活性化

・年4回の親睦会を予定

・同好会の新設を検討

3.出席率向上

・出席率80%以上(メークアップ後出席率90%以上)

4.プログラムの充実

・同クラブ会員の卓話

・オンラインを使った遠隔者のゲスト

5.職業奉仕

・会員データブックの作成

・岡山県立興陽高等学校インターアクトクラブの例会出席

6.社会奉仕

・コミュニティフリッジ:会員が個別に支援・ボランティアを行い感想共有

・岡山県立盲学校の草刈りなど

7.国際奉仕

・姉妹クラブ台中東南ロータリークラブとの交流事業(交換留学生・記念式典)

※渡航ができなかった場合のビデオレターや記念品贈呈

・世界ポリオデイ(10月24日)に向けての活動

8.青少年奉仕

・岡山県立興陽高等学校の就職面接練習会

・岡山県立興陽高等学校インターアクトクラブの例会出席

9.クラブの公共イメージ向上

10.ロータリー財団への支援

・年次基金への寄付(170米ドル/人)ポリオプラスへの寄付(40米ドル/人)

11.米山奨学会の支援

・普通寄付(5,000円/人)特別寄付(10,000円/人)

12.スマイルの活性化

13.その他

・当クラブホームページでのアクティブな発信

・西南の集いへの積極的な参加

「世界を変える行動人」

<ロータリーとは>

1905年にシカゴで創設されたロータリーでは110年以上、さまざまな職業をもつ人々や地域のリーダーたちがそれぞれの職業の知識や考え方を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んできました。識字率向上、平和構築、水と衛生の改善など、幅広い分野でより良い地域づくりに取り組んでいます。ロータリーの会員は毎日、世界のどこかで活動しています。そして、もっともっと良いことをしようと仲間を増やしたいと考えています。

<岡山西南ロータリークラブ創立>

そのようなロータリーにあって、我々岡山西南ロータリークラブは岡山ロータリークラブをスポンサーとして1969年(昭和44年)4月に産声を上げました。今年度、創立54周年を迎えます。

<インターアクトクラブ>

岡山西南ロータリークラブは創立の翌年(1970年1月)にスポンサーとして岡山県立興陽高校にインターアクトクラブを設立しました。インターアクトクラブとはロータリークラブの支援を受けて中学・高校生が地元でのボランティア活動や海外のインターアクト会員との交流を通じて視野を広げ、国際感覚を養う活動を行うクラブです。友達と一緒に楽しみながらロータリーの「超我の奉仕」を学び、行動力を身に着けることができます。岡山県立興陽高校インターアクトクラブでは、岡山市南区にあるケア・ハウスや老人ホームで交流・ボランティア活動など様々な奉仕活動を行っています。今年は多くの新入生がインターアクトクラブに入部しました。益々活発なクラブ活動が行われることを期待しています。

<岡山備南・岡山岡南ロータリークラブ>

岡山西南ロータリークラブはスポンサーとして、岡山備南ロータリークラブ(1975年10月)と岡山岡南ロータリークラブ(1994年3月)をそれぞれ設立しました。この3クラブはお互いに非常に仲が良く、毎年1月には3クラブ合同で新年互礼会を開催します。また倉敷瀬戸内ロータリークラブ(岡山備南ロータリークラブの子クラブ)を加えた4クラブで毎年1回ゴルフコンペを開催しています。近年ではそれ以外でも共同の夜間例会を開催したり、相互に同好会に招待したりしています。このように親子クラブ間での交流事業も盛んに行っています。

<姉妹縁組クラブ>

岡山西南ロータリークラブはRI第3461地区の台中東南ロータリークラブと1981年11月に姉妹縁組をしています。台中東南ロータリークラブとは毎年、それぞれのクラブの周年記念夜間例会や記念式典に相互に訪問しています。我々が台中東南ロータリークラブを訪問するときは、大歓待で迎えてくれます。フレンドリーでかつ紳士的に、至れり尽くせりおもてなしをしてくれます。いつも恐縮しています。台中観光をする人もいれば、ゴルフに興じる人もいます。どちらも台中東南ロータリークラブの方々が心のこもったアテンドをしてくれます。50周年での記念式典・祝宴はとも特に盛大でした。こちらにお招きするときは、いつもどのように接待しようかと頭を悩ましております。

また、現在はコロナ禍の為休止しておりますが、1年毎夏休み中に1週間、相互に短期交換学生を2名ずつ派遣したり、受け入れたりしています。派遣される学生たちにとっては良い経験になると思います。

このような活動を通じて、台湾の方々とあらゆる世代で交流し、親睦を深めるとともに、ひいては国際感覚を養い、相互理解の一助になればいいなと思っています。

<西南の集い>

岡山西南ロータリークラブは「西南の集い」に参加しています。この「西南の集い」は京都西南ロータリークラブが初めに提唱して、全国の「西南」と名の付くロータリークラブを集めて年に1回春頃、懇親会を開催し、親睦を深める集いです。参加クラブは岡山西南RC、京都西南RC、福知山西南RC、松本西南RC、熊本西南RC、東京西南RC、広島西南RC、鹿児島西南RCの8ロータリークラブです。

岡山西南ロータリークラブはホストとして2015年(平成27年)4月18日に倉敷美観地区を中心としたエリアで「西南の集い」を実施しました。美観地区観光、お酒を飲みながらの大原美術館の絵画鑑賞、倉敷アイビースクエアーでの懇親会を企画し、参加していただいたロータリアンの方々には好評をいただきました。

<奉仕活動>

岡山西南ロータリークラブは積極的に奉仕活動を行っています。以前は岡山市水道局へ業務用車両寄贈事業、カンボジア自立支援村へ台中東南ロータリークラブと共同で100万円寄付をするといった寄贈事業が多かったと思います。

しかし、近年では大山三平山への植樹プロジェクト・その下草狩り、児童養護施設 南野育成園への支援交流事業(芋ほり、竹の子ほり 等)といった汗をかき行動を伴う支援事業が主流になってきています。

また、「盲導犬啓発プロジェクト」、「『クワイ河に虹をかけた男』上映会」、「『みんなの学校』上映会&座談会 」といった講演会形式で社会問題を扱い、みんなで考える場を提供する活動も盛んに行っています。

ロータリーでは、会員一人一人が独自に奉仕活動を行うことが基本ですが、このようにクラブとして会員全員の力を合わせて少し大きな奉仕活動をすることも地域社会に求められています。奉仕活動をやり終えた後の充実感、達成感は何物にも代えがたいものがあります。

<最後に>

いろいろと書いてきましたが、伝えたかったことは、ロータリークラブに参加すると、楽しみながら地域社会に何かいい行動ができる、貢献できるということです。そしてそのことで社会が少しだけいい方向に変化することです。そして、人間関係の輪が格段に広がります。それがすべて自分の財産となって帰ってきます。

さあ、皆さんも「世界を変える行動人」になりませんか❕