本年度のクラブ運営方針

 「楽しく明るいクラブ運営に励み、魅力あふれる風格のあるクラブに」
 

 

かつて、当地区のガバナーが公式訪問でのスピーチで、「昨今のロータリーには風格がなくなった。以前は入りたくても簡単には入れなかったロータリーに、今は頼んでもなかなか入ってもらえない」と苦言を呈されました。会員増強が毎年度の重点目標に掲げられ、以前は「質か量か」という議論がよくなされていましたが、今では数を増やすことだけが目立っているように思われます。ロータリーから風格とか品位というものが損なわれ、魅力が低下した所以ではないでしょうか。
 
今年度は、ロータリーの原点に立ち返って、その魅力を取り戻すべく考察し行動に移したいと思います。そして、新たな活動を考える前に、まず既存の諸活動を見直すことから始めたいと考えています。かつて、初期のモンゴル帝国に、チンギス・ハンの政治顧問として活躍した耶律楚材という名宰相がいました。その楚材はよく「一利を興すは、一害を除くに若かず。一事を生ずるは、一事を減ずるに若かず」すなわち「一つの利益になることを始めるよりも一つの障害を取り除く方がよく、一つの事を新しく始めるよりも無駄な一つのことを減らす方がよい」と言っていたそうですが、魅力あるクラブの実現と活性化のためには、地味でしかも困難なこの作業を怠ることはできません。
 
奉仕活動に関しては、我々ロータリアンは、それぞれの地域で、そのニーズに応じた活動を、それぞれの職業を通じて行うよう奨励されてきました。いわゆる「職業奉仕」の理念であり、以前はよく、ロータリーの奉仕活動は「個人奉仕か団体奉仕か」という議論がなされていました。世界はもとより、国内でも県内でも、あるいは市内でも、それぞれの地域は千差万別であり、そのニーズもまた千差万別です。そして、それはその地域に暮らす人たちにしか分からないものです。ロータリーは現在200以上の国と地域に広がり、3万4千余りのクラブと120万人を超える会員数に達していますが、ロータリアン一人ひとりがそれぞれの地域でニーズにかなった活動をすることにより、最も効果的で適切な奉仕活動ができるのではないでしょうか。
 
指導的な立場の人の多くは、耳目から心に響く心地よい言葉で人々を魅了しますが、冷静に思考すればその矛盾に気付くことがあります。例えば「自由で平等な社会の実現を目指して」という言葉がありますが、よく考えてみますと、自由を突き詰めれば不平等な社会になり、また平等を突き詰めると不自由な社会になることが分かります。「論語」の学而編で孔子は「巧言令色鮮なし仁」すなわち「口先が巧みで人に媚びへつらうものに、誠実な人間はほとんどいない」と述べています。また、孟子は「至誠にして動かざる者、未だ之れ有らざるなり」すなわち「誠意を尽くして事に当たれば、人は必ず心動かされる」と述べています。これら先哲の言葉は、私自身が特に心して座右に置き、自戒自粛すべきものと思っています。そして、地区ガバナーの提唱する「あいことばはEnjoy Rotary」をモットーに、楽しく明るいクラブ運営に励み、魅力あふれる人が自らの意思で入会したくなるような、風格のあるクラブになるよう努めます。

会長 伏見 正(神道)

例会場

アークホテル岡山
(金曜日 午後12時30分開会)

 

岡山西南ロータリークラブ 事務局

岡山西南ロータリークラブ

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