本年度、岡山西南ロータリークラブは創立55周年を迎えます。歴史と伝統を引き継ぎ、創立60周年をより活気のあるクラブで迎えられるように努めて参ります。
ここ数年、活動の制約となっていた新型コロナウィルスはようやく終息に向かい、コロナ以前のような活動が可能になることが期待される本年度のクラブスローガンは、「クラブの魅力を高めよう」としました。

ジョン・F・ケネディの有名な言葉に、「Ask not what your country can do for you; askwhat you can do for your country. 国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」があります。

また、会長エレクト就任以降、私の方からは「ロータリアンの三大義務といわれるものは大した義務ではない、もしくは大した義務ではないという状況に自身を持っていくべきもので、本当に岡山西南ロータリークラブの会員が認識すべき義務は、クラブを存続させる義務であり、会員増強については、全会員が取り組むべきだ」という話をさせていただきました。

例会や奉仕事業に参加し、ロータリーを楽しんだり、ロータリーから学びながら、会員の皆様にはさらに意識を高く持っていただき、岡山西南ロータリークラブの会員の最大の義務は「クラブを存続させる義務」であることを認識し、クラブの魅力や存続可能性を高めるために、各々がクラブに対して何ができるのかを考え、行動していただきたいと思っております。

当然、最重要目標は会員増強です。おそらくは10年以上、会員増強はクラブの最重点目標であったと思われますが、いよいよ危険水域に入ってきました。2019-2020年度に当クラブで出された「会員増強非常事態宣言」で提唱された、「一人が一人の新会員を入会させる」という目標を再度思い出し、全会員で会員増強に取り組んでいただきたいと思います。

そして、本年度のRIテーマは「世界に希望を生み出そう」、地区スローガンは「希望の種を播きましょう。育てましょう」ですが、クラブの基盤を強くし、地域社会や地域の人々の希望に繋がるような奉仕活動ができれば、クラブの魅力も高まるものと思います。
本年度は、ぜひそのような奉仕活動の育成にも取り組んでいきたいと考えています。

全会員が、クラブの魅力を高めることに対して高い意識を持ち、行動していただければ、創立60周年を活気に満ちた状況で迎えることができると思います。
会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

会長 和田治郎(公 認 会 計 士)